2009年 10月 22日
溯上
サケは生まれ故郷の川をどのようにして探すのでしょうか。
サケは自分の生まれ育った川のにおいを覚えており、このにおいを頼りに溯上するといわれております。 サケが溯上できるためには、川がきれいで汚れていないことが大切です。 そのカギを握るのが湧水や伏流水などの大自然に浄化された水です。 このような清らかな水は森と密接なつながりがあり、最近各地で、ブナ森をはじめとした森を保護しようとする取り組みが始まっております。 産卵を終えて死んだサケは、多くの生物に利用されています。 ヒグマは溯上するサケを食べ、シカは産卵後のサケの死骸を食べます。 植物や微生物は、サケの死骸で肥えた土壌から栄養を補給しています。 このようにサケは食物連鎖の役割りも果たしており、地球規模のエコシステムにおいても重要な生きものの一つです。 桑取川のさけ 必死にメスに追いすがるオス。 10分間、力を蓄え流れに挑戦するが押し戻される、繰り返し繰り返し。 若者と海
by igarasi09
| 2009-10-22 07:28
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