残りの桜

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        太平洋の軌跡

「太平洋の軌跡」
昭和19年7月14日の日記には、緊急呼集で飛行指揮塔前に整列
司令よりサイパン玉砕の報に瀬接する。残念なり。いよいよ我等
の双肩にかかる責務大・・・・・・・と記されている。
「帽振れ」で送り出した先輩たちの出る時はわかってもその先
は全く不明である。(何時どこで どのように果てたのだろうか)
高田の山崎部隊のアッツ島玉砕、サイパン、硫黄島玉砕と益々
戦局不利。
サイパン玉砕から一週間後程から大型爆撃機B29が本土に飛来
するようになる。特有の爆音をたて「富士山ヨーソロ」で我が
航空隊上空で右旋回東京、横浜、川崎の重工業地帯へ向かう。


by igarasi09 | 2011-03-03 07:13